手順書を作成することが減りましたという話
- 昨今、手順書を作成することが減りました。
- 作成することになっても、以前に比べるとそのボリューム(文字数)は少ないです。
- 特に、インフラ基盤をAWSなどのパブリッククラウドで構築するようになってからは顕著です。
なぜなのか?
- 手順書を作成することが減った理由をいくつか挙げてみます。
- 頻繁にAWSのUIが変わるから
- 構成管理サービスやCDサービスが普及したから
- コンテナサービスやサーバーレスサービスが普及したから
…といったところでしょうか。
1. 頻繁にAWSのUIが変わるから
- AWSのコンソール画面デザイン(UI)、本当にすぐに変わるんですよね。
- 3ヶ月に1回はどこかしらのサービスの画面デザインが変わっている気がします。
- まぁ、これは、AWS社さんは、AWSサービス(e.g. EC2, RDS…)毎に部門が分かれていて、その部門毎に開発ロードマップがあって、部門毎にAWSサービスをアップデートするからなんでしょうけど(知らんけど)。
- 昔は、手順書を作成する際に、画面キャプチャーを手順書(Excel)とかにペタペタ貼っていました。
- 頻繁に画面デザインが変わると、その都度、手順書に画面キャプチャーを貼りなおさないといけないわけです。
- これは辛い。やってられないというわけです。
2. 構成管理サービスやCDサービスが普及したから
- CFn や CodePipelineを使用すれば、ボタンを数回ポチポチするだけでインフラ構築やリリースの作業ができてしまいます。
- 昔は、踏み台サーバーに入るところから、ターミナルソフト君は裏でログ取得してくれているか確認するところから、何から何までステップ・バイ・ステップで手順書に起こしていたのにな…(しみじみ)
- どうしても手順書を作成せよ!と言われても、ボタンをポチポチします手順書を作成すればよいだけなので、手順書のボリュームはそんなに多くはなりません。
3. コンテナサービスやサーバーレスサービスが普及したから
- 前述の「2.」と似たような話にはなりますが、構築/リリース対象となるサーバーの中身についても、アレコレしなくなりました。
- Dockerイメージをもとにコンテナ起動させて終わり。
- 昔は、Ansible とかを使ってたのですがね。サーバーに入って~、冪等性が~、とか言ってましたけど。
最後に
- もう、インフラエンジニアやサーバエンジニアさんが必死になって手順書を作成するという時代ではないのでしょうね。
- 手順書がなくても、手順書が簡素でも、昨今の素晴らしいサービスやツールを使うことで、ヒューマンエラーが発生しにくい作業ができるようになったんだと思います。
